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医療システムを生かせない原因は「連携基盤の不備」にあった:電子カルテと部門システムのシステム連携基盤が解決策に
最新技術を導入しても医療の質向上に生かせない。医療連携が進まない――。こうした課題の根本原因を探ると、スパゲティ化したシステム構造に行き着く。その効率的な解決策とは何か?
医療機関において、医療の質と患者サービスの向上が叫ばれるようになって久しい。幸いなことに、医療行為とそれを支える医療機器の高度化は急速に進んでいる。ただし、こうした新技術を早期に取り込むためには、適切な情報システムの整備が不可欠だ。さらには、臨床データ分析や地域医療連携など、各医療機関の垣根を越えた診療情報の共有/活用も急務である。
だが外部との情報共有はおろか、院内における診療情報の共有にすら手を付けられていない医療機関は多い。それは一体なぜなのだろうか? そして、問題の根幹はどこにあるのか? 本稿はこうした疑問を明らかにしつつ、その根本的な解決策を紹介する。
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