低価格スマート端末市場の覇権を狙う「Firefox OS」のこれから:週間記事ランキング
2013年後半にコンシューマー向け機種への搭載が期待されている「Firefox OS」。同じくLinuxカーネルをベースとしているAndroidとの違い、そして市場の将来性は? 直近1週間の人気コンテンツをランキング形式で紹介する。
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今週最も多く読まれた記事は、「一足早い『Firefox OS』初心者用ガイド」でした。この記事の筆者は、Androidとの比較について「共通点はユーザーインタフェースが似ている点まで。Firefox OSは一元管理をするためのアプリストアやエコシステムを持たない設計となっている。Google Playをビジネスモデルの中心に据えているAndroidとは対照的である」などと説明しています。また、「Firefox OSはHTML5を開発言語としており、他の言語を学ぶ必要がなく、ローカライズが容易。GoogleやAppleのように、ローカライズに関する固有の規則を本部組織が管理し、それを順守するという規制はないことが最大の強み」と解説しています。
加えて、米国の非営利団体Mozilla Foundationの製品であるFirefox OSは、新興国でのスマートフォン市場での覇権を狙うであろうと筆者は述べていますが、日本の消費者も大いに関心を寄せるところではないでしょうか。もちろん、この記事ではその目論見が現実にはどうなるかを予測しています。
2位の「タブレットの人気機能ベスト3、ワースト3」では、付加価値戦略でシェア競争を繰り広げる製品の開発担当者ががっかりするような調査結果が示されています。3位の「学生にはiPadよりもWindowsタブレット、教育機関が決断した理由は」では、学生はどのタブレットを手に取っても、自分のアカウントでログオンできる、という米国の大学側のニーズを紹介しています。
4位には「あきんどスシローが『うまい、安い、早い』本当の理由」が入りました。ビッグデータ活用とBI戦略をセットにした日本企業の取り組みが詳細に解説されています。注目OSの将来展望やスマートデバイスの活用動向、そして回転すしチェーン企業の情報戦略など、今週は身近なテクノロジーに関する記事が多く読まれたようです。
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