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ユーザーが語る「クラウドで災害復旧対策は間違い?」:パイロットライト方式のDRが活況でも
リソースを潤沢に利用できる「Amazon Web Services」では、その特性を生かしたDR(ディザスタリカバリ)事業が活況を呈しつつある。しかし、一方で「誰にでも合うサービスではない」という評価もある。
米Amazon Web Services(AWS)は、事実上どこからでもアクセスできる安価なストレージと処理能力を提供する。だが、ディザスタリカバリ(DR)の問題に対する完璧な答えとはまだ言えない(関連記事:コンピュータリソースを無制限に活用できる「Amazon Web Services」)。
例えば、AWSの「Elastic Compute Cloud(EC2)」サービスは、DR用にリージョン間でワークロードをレプリケートする機能をネイティブでサポートしていない。
そうした用途に使用できるネイティブアプリケーションレベルのサードパーティーツールもあるが、フェイルオーバーをスムーズに行うために必要となる統合作業に注意を要する場合がある。そう指摘するのは、プロモーションや物流、医療費請求を手掛ける米Inmarの開発運用担当上級エンジニア、アンドレス・シルバ氏だ。
「当社のサービスの場合、AWSへの依存度が非常に高いため、オンプレミスでDRを行うのは恐らく不可能だ。そのため、もう1つ別のリージョンにも展開する必要がある。今はまだ作業を進めているところだ。半分まで来ている」と同氏は語る。
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