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「ノー」から始まるCFOたちの社内信頼構築法拡大するCFOの役割【後編】

CFOの役割が社内で広がる中で、事業部門との折衝も多くなっている。予算を考えて事業部門に「ノー」と伝えるケースも多くなるが、それでも事業部門と信頼関係を維持するにはどうすればいいのか。

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 さまざまな顔を持つ現代のCFOは経営幹部と現場リーダーの2者を満足させる必要がある。その際に有力なツールになるのがITシステムだ。前編「CFOのクラウド選びは「ユーザーに権限を」が合言葉」に続き、後編では財務目標の策定に業務部門をどのように巻き込むかについて、CFOの考えを紹介する。

 テクノロジーの導入により、財務部門以外のユーザーにも財務データを利用しやすくすることは重要だ。もう1つ重要なのは、財務計画の策定プロセスに微調整を加え、ビジネスリーダーに予算目標の理解を促すことだ。財務管理ソフトウェアベンダーの米NetSuiteで財務担当副社長と垂直ソフトウェア担当ゼネラルマネジャーを務めるダン・ミラー氏は、指摘する。

 「真に長期にわたる計画を立てる必要があるというのが、私の強い信念だ。取締役会が非公開会議で、CFOの用意したスプレッドシートに一度だけざっと目を通すというのでは駄目だ。チーム全体が関与すべきだと私は考えている」とミラー氏は語る。

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