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ベンダーの不透明なソフトウェアライセンスに対抗する方法Computer Weekly製品導入ガイド

ソフトウェアの明快なライセンシングを求めるキャンペーンを展開するトンプソン氏に、コンプライアンス順守を証明し、ベンダーの恣意的な要求に対抗する方法について話を聞いた。

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 ソフトウェアライセンスは、論議の多い問題だ。ライセンスが不足していれば、海賊行為を行ったと非難される。だが、ソフトウェア企業が正規のソフトウェア調達を難しくしている側面もある。

 「Business Software Alliance(BSA)やFederation Against Software Theft(FAST)などの業界団体は、恐怖と不安、疑念(FUD)に大きく依存する傾向があり、自分たちの筋道を押し通すために偏った論議を展開している。よく使われるのが『われわれは貧しい無防備なソフトウェア企業で、非情な海賊に攻撃されている』という言い分だ。だが多くのソフトウェア企業は、収益と知的財産を守りながらもっとシンプルなライセンスプログラムを導入することもできるのに、そうせずにいる」。ITAM Reviewのエディター、マーティン・トンプソン氏はブログにそう記した。

 これに対してFAST代表のアレックス・ヒルトン氏はソフトウェア業界を擁護する立場からこう語った。「販売組織が直面しているプレッシャーは、10〜20年前とほとんど変わっていない。われわれは常に景気循環の浮き沈みに直面してきた。それ自体も課題だが、FASTは、ソフトウェアサプライヤーの販売慣行に何ら変化があったとは思っていない」

 複雑なライセンスの問題についてヒルトン氏は、ソフトウェアを購入する組織がライセンスのシンプル化を求める傾向は強まっているが、一方で柔軟性も求められていると述べ、「FASTは両方の選択肢を支持する。だが柔軟性を求める声が、一層の複雑化につながっていると認識している」と言い添えた。

 BSAのコンプライアンスマーケティングディレクター、ジュリアン・スワン氏は言う。「不正な手段も存在するかもしれない。だがそれは習慣ではなく例外だ。不正な業者は見つけ出して対応する必要があるが、明確なライセンスを求める広範なキャンペーンでは、もっと大きな展望を検討しなければならない」

 だが、サプライヤーが探りを入れようとして、ほめられたものとはいえない行動に出るケースもある。ITAM Reviewグループのある購読者は、そうした例の1つとしてLinkedInでAdobe Systemsからの手紙を紹介した。




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