「なぜうちの無線は遅い?」と社員に言われる前にできること:将来を見越したネットワーク環境へ
社内に増え続ける無線デバイスだが、知らないうちにパフォーマンスが落ちているかもしれない。その前にIT部門ができる対策とは。
モバイルデバイスが企業のネットワークで急速に増加している状況を受けて、企業はその増加に対応すべく無線ネットワークのアップグレードを検討するかもしれない。だが、無線ネットワークのアップグレードを成功させるには、無線ネットワークのアーキテクチャだけでなく、有線ネットワークへの影響も慎重に考えなければならない。
新しく増えたデバイスの影響で無線ネットワークのパフォーマンスが低下し始めた場合、IT部門の責任者に全社から不満が寄せられることになるだろう。ほとんどのユーザーにとって仕事をする上で、モバイルデバイスを無線ネットワークで接続できることは非常に重要だ。そのため、無線ネットワークのアップグレードは、IT部門の責任者が細心の注意を払って、かじ取りと戦略的な管理をする価値のある作業だ。
本稿では、将来に目線を向け、自社のモバイルネットワークを無線LANの標準規格である「IEEE 802.11ac(以降、802.11ac)」対応にアップグレードするだけではなく、802.11acの寿命がくるまで、ネットワークを最適な状態で運用し続けるための幾つかの手順を紹介する。
「iPad Air 2 Wi-Fi 16GB」、読者プレゼント実施中!
TechTargetジャパンは、代表的なオフィススイートであるMicrosoftの「Microsoft Office」関連の記事を集約したテーマサイト「iPhone、iPad、Android版登場で何が変わる? あなたがきっと知らない『Microsoft Office』の世界」を開設しました。本テーマサイトの開設を記念して、米Appleのタブレット「iPad Air 2 Wi-Fi 16GB」(色はゴールド)を抽選でプレゼントします。
関連記事
- 「IEEE 802.11ac」で加速する“社内ネットワーク完全無線化”の現実味
- 学校無線LANの「つながらない」「危ない」は“正しい理解”で解消できる
- 「802.11ac」を残念なWi-Fiにしないために今できること
- ワイヤレスをめぐる5つの神話に惑わされてはいけない
公式なモバイル計画グループを編成せよ
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.