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設計/開発業務に革新を System x CAD on VDIが切りひらく新たな地平:IT部門のためのデスクトップ仮想化導入の勘所【第3回】
設計/開発部門で利用される3D CAD/CAEソフトには高機能なワークステーションが必須であり、新しいIT技術を活用しにくい状況にあった。これを打破するのが「CAD on VDI」である。現場業務はどう変わるのか。
IT技術の発展は業務、ひいてはワークスタイル革新の原動力だ。近年ではVDI(デスクトップ仮想化インフラ)とモバイルデバイスとの連係により、社外でも社内と同様の環境で仕事が行えるようになった。
ただし、この恩恵にあずかりにくい部署も存在する。その代表が設計/開発部門である。一番の原因は、業務に高性能な3D CADやCAE用ワークステーションが不可欠であり、社員がデスクから離れられないことが挙げられる。携帯用ワークステーションも存在するが、一般的なノートPCよりもはるかに携帯しにくく、かつ、CADデータはメーカーにとって最重要機密であるため、外部への持ち出しが厳しく制限されているといった事情もある。
だが、この状況を大きく変革する新たな大波が押し寄せている。それが、VDIでCADの利用環境を整える「CAD on VDI」だ。果たしてCAD on VDIはどのように実現され、その結果、設計/開発部門の業務はどう変わろうとしているのか。
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