Webサイトをシングルページデザイン化したBloomberg、その効果は?:仕組みとSEOも公開
米BloombergがWebサイトをリニューアル。スクロールすると次の記事が表示されるシングルページデザインを採用した。次に表示する記事をどうやって決定しているのか? SEOはどうやっているのか?
経済および金融専門の情報サービス企業である米Bloombergが、シングルページ設計(画面1ページだけで完結する構造)のWebサイトを開設した。読みたい記事を画面にロードするまでの待ち時間を減らし、見たいコンテンツにすぐにアクセスできるようにすることで、読者体験の向上を狙ったものだ。
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同社にはジャーナリストのみならず、開発者も数千人在籍している。これだけの開発力があれば、同社メディア担当CEOのジャスティン・スミス氏が、読者のニーズを満たすために同社の「デジタルコンテンツを丸ごとリセットしたい」と考えたのも不思議ではない。
「今回われわれが目指したのは、従来のページベースのWebサイトから脱却することだ」と語るのは、BloombergでWeb関連の責任者を務めるダニエル・ハラク氏だ。
同社は手始めに、全世界のモバイルユーザーを対象としたサイト「Bloomberg Business Europe」を開設した。その際同社が採用したのは、カスタマーテクノロジープラットフォームの「Brisket」だった。これはオープンソースのシングルページWebアプリフレームワークで、GitHubから入手できる。Brisketを使ってシングルページデザインのWebサイトを作り、(Webサイトをブラウズしているのに)ほとんどアプリのように見える操作感を実現した。
ページをスクロールすると、ユーザーのWebサイト閲覧傾向の分析から導き出した別の記事が表示される。別の記事のタイトルをクリックして新しいページをロードするような操作は不要だ。
シングルページサイトの課題はSEOだ。この種のサイトは(見かけはアプリ風でも)ブラウザ上のみで動作する。Googleなどの検索エンジンはこうしたサイトを空のページと解釈する。
Bloombergは、この問題を以下の方法で解決した。
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