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一流サイトは? 環境保護団体グリーンピースが主要サイトを格付けチェック意外な企業がグリーンピースに賛同

AmazonやWikipedia、Tumblrなどのサイトをグリーンピースが再生エネルギー使用度で格付けし、結果を公表した。すると、ある大手Webサイトがその活動を歓迎し、ユーザーからの圧力に期待すると語った。

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Computer Weekly

 オランダに本部を置く国際環境NGOのグリーンピースは、インターネットで最も人気が高い110のWebサイトを再生可能エネルギーの利用度に応じて格付けした。再生可能エネルギーに対する各サイト所有者のアプローチを比較できるようにすることが目的だ。

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 格付けの対象になったサイトには、米Amazon.com、米BuzzFeed、米Tumblr、米Wikipediaのサイトや、米Automatticの「WordPress.com」などがある。グリーンピースはこのようなサイト全てについて、グリーンエネルギーの利用に対する取り組みと、こうしたエネルギー利用の公表度合いを評価。それに応じて各サイトの取り組みをA〜Fの6段階で格付けした。

 結果は、グリーンピースの「Click Clean Scorecard」リポートに一括掲載されている。また、米Googleの「Chrome」用に同名の拡張機能を用意し、双方向性に優れた形式で結果を確認できるようにもしている。

 この拡張機能をインストールして格付け対象の110サイトにアクセスすると、そのサイトのデータをダウンロードし、サイト所有者による再生可能エネルギーの使用に応じて緑、黄、赤のいずれかの色の雲が表示される。

 グリーンピースは、評価対象のサイトを徐々に増やし、この拡張機能が提供する環境活動情報を絶えず更新することを約束している。さらに、複数のWebブラウザと互換性がある追加版のプラグインも提供する予定だ。

 米Greenpeace USAの気候とエネルギーの上級活動家デイブ・ポメランツ氏によると、Click Clean Scorecardリポートとブラウザ拡張機能は、Webユーザーが十分に情報を得た上でどのサービスを利用するかを選択できるようにするために設計されているという。

 「生活の比重をオンラインに移す人が増えているのだから、ユーザーはお気に入りのサイトやサービスの運用に再生可能エネルギーを使用しているのはどの企業なのかを知ってしかるべきだ。それによって、環境への配慮が行き届いたインターネット構築を目指す企業のサービスを使ってストリーミングや共有を行うという選択ができる」

Yahoo!が望むのは持続可能性を高めたWeb

 グリーンピースはこの拡張機能をリリースすることで、あらためて企業に圧力をかけている。これにより、サービスの運営に再生可能エネルギーを使用しているテクノロジー企業と、そうでない企業がはっきりする。

 企業への圧力を強めていることは、グリーンピースが近年発行した一連の年次報告書において、米Apple、米Facebook、Googleのような企業の再生可能エネルギーへの取り組みと二酸化炭素排出量を考察していることからも分かる。これらの企業はいずれも、再生可能エネルギー問題への取り組みの成果が称賛されている。

 米Yahoo!もグリーピースの過去のリポートで運営を精査された。同社はデータセンターをクリーンエネルギー源の近くに設置し、施設の「二酸化炭素排出量」を2014年までに40%削減すると公約したことを称賛されている。

 Yahoo!でエネルギーと持続可能性部門の総合ディレクターを務めるクリスティーナ・ペイジ氏がComputer Weeklyのインタビューに答えた。

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