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仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)TechTargetジャパン用語事典

仮想デスクトップインフラストラクチャ/virtual desktop infrastructure/VDI

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VDIとDaaSプロバイダーに期待すべきものを比較(TechTargetジャパン記事「徹底比較:DaaSとVDIの運用管理はどちらが楽か」から)《クリックで拡大》

 仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)は、集中管理されたサーバの仮想マシン(VM)内でデスクトップOSを実行するための技術である。VDIは、クライアント/サーバコンピューティングモデルの1種で、サーバベースコンピューティングと呼ばれることもある。

 近年、米Citrixや米Microsoftのリモートデスクトップサービスを用いたサーバベースコンピューティングの代わりに、VDIを利用する大企業が現れてきている。

VDIについてもっと詳しく調べる

VDIとは何か

 VDIはユーザーごとに個別の仮想マシン(VM)を提供し、これらのVM上でデスクトップOSを動作させる。ユーザーが互いに隔離されているため、厳しい規制やセキュリティが適用された環境、すなわち情報の流出が深刻な問題となる環境にVDIは適している。これは、クリーンで安全な環境を保つために多数のWindowsを保有する必要があることを意味する。加えて、多数のVMの起動やアップデートという問題に対処する必要もあるが、これはVDIのストレージパフォーマンスの低下につながる可能性がある。

 当然のことながら、VDI環境はロックダウンする必要がない。ユーザーに管理者のフル権限を与え、各個人用VMにローカルアプリケーションをインストールする権利を認めることもできる。しかし、これはユーザーを特定のVMに結び付けることでもあり、単一のマスターイメージを使ってVMをアップデートできないことも多い。

⇒詳しい解説はこちら

VDIとDaaSを徹底比較

 VDIではなくDaaS(Desktop as a Service)を選ぶ理由は1つではない。例えば、「事前投資が少ない」「IT部門による保守作業が少ない」「ユーザーが常時アクセスできる」などの理由だ。だが、組織のデスクトップインフラによってはVDIの方が適している場合もある。

 VDIを導入したいが、複雑なVDI環境を構築して運用する専門知識を持ち合わせていないIT部門にもDaaSがお勧めである。運用の経験がないまま不十分なVDIプラットフォームを構築するよりも、DaaSプロバイダーから仮想デスクトップをレンタルする方が賢明だ。

⇒比較の詳細はこちら

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