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「Surface Pro」「iPad」でVDIを構築した米病院の“モバイル推進”戦略事業推進の原動力として活用

患者の診療記録やカルテの電子化が進む中、仮想化やモバイル化の目標はコスト削減にとどまらない。

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高知大学医学部附属病院で使われているiPhone「TechTaretジャパン「iPod touch 600台を看護師に配布した高知大学医学部附属病院」より《クリックで拡大》

 新技術の導入に当たっては、多くの企業がコスト削減を目標とする。だが仮想化やモバイルアプリケーションへの移行については、それが必ずしも最大の要因になるとは限らない。

 医療機関では「一貫性」「信頼性」「常時どこからでも重要なアプリケーションにアクセスできること」が、仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)やモバイル化推進の最大級の原動力となる。このほど開かれた米VMwareの年次カンファレンス「VMworld 2015」では、「VMware Horizon」や「AirWatch」などのモバイル端末管理(MDM)ソフトウェアを使ってVDIと私物端末の業務利用(BYOD)制度を導入した病院の事例が紹介された。

病室などにキオスク端末を設置

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