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シャイな児童の“隠れた名答”を可視化、洗足学園小学校で見たタブレット授業の効果とは?「環境出前授業」で分かったタブレットの可能性(2/2 ページ)

タブレット導入を検討する洗足学園小学校は本格採用に先立ち、タブレット活用の可能性を探る取り組みを進めている。その一環として実施した特別授業の様子をレポートする。

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教育機関のニーズに応える“スクールタブレット”

ARROWS Tab Q506/ME
写真a ARROWS Tab Q506/ME

 教育機関の声に耳を傾け、教育機関のニーズを具体化したタブレットが、富士通が文教市場向けタブレットとして初めて製品化した「FUJITSU Tablet ARROWS Tab Q506/ME」だ(写真a)。日本マイクロソフトの「Windows 10」を搭載しており、「Microsoft Office」(128GBモデルで選択可能)をはじめとする豊富なWindowsアプリケーションに加え、Webブラウザ「Microsoft Edge」といった最新機能が使える。専用の着脱式キーボードも用意しており、ノートPCとしてもタブレットとしても利用可能だ。

 ARROWS Tab Q506/MEは、コンパクトさと扱いやすさのバランスが取れた10.1型ディスプレイを採用した。堅牢性を設計段階から重視し、フレームに厚みを持たせることで、落下したときに受ける衝撃を吸収できる構造を実現した。その堅牢性は、学習机で最大の高さである76センチからの落下試験によって確認済みだという。底面には7つのゴム足を配置し、机とのグリップ力を格段に高めて落下のリスクを大幅に低下させた(写真b)。

ARROWS Tab Q506/ME
写真b 底面のゴム足が落下そのものを防ぐ

鉛筆と同等の書き味を実現

 スタイラスペンの書き味を高めることにも余念がない。大人でも、通常のペンと同じだと思ってスタイラスペンを使い、その書き心地に違和感を覚えた経験がある人は少なくないだろう。文字の書き方を学んだり、授業で頻繁に文字を書いたりする児童にとって、その違和感がもたらす学習への影響は決して無視できない。

 ARROWS Tab Q506/MEはその点にも配慮し、ペン先とディスプレイの摩擦抵抗を紙と鉛筆にできる限り近づけた(写真c)。インテルのCPU「Atom x5-Z8500」(最大2.24GHz)と4GBメモリを搭載してハードウェア面での処理能力を高めつつ、ソフトウェア性能を向上して高速筆記時にも素早い描画を実現。加えて、ペン先と実際の入力ポイントとの視差を小さくして、鉛筆に限りなく近い書き心地を目指した。

ARROWS Tab Q506/ME
写真c 鉛筆で紙に書く感覚に近づけたスタイラスペンの書き心地

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