検索
特集/連載

価格比較の落とし穴 「オールフラッシュとHDDは同じ値段」に隠れた課題とはハイブリッドストレージではダメ?(2/2 ページ)

フラッシュ技術のコストが安くならないと、利用を制限せざるを得ない場合もある。データセンターにおいてフラッシュシステムはどのように使用されているのか。オールフラッシュを購入すべき理由とは。

Share
Tweet
LINE
Hatena
前のページへ |       

ハードウェアに依存しないデータ移動

 ハードウェアに依存しないデータ移動製品の形態は複数ある。1つは、グローバルファイルシステムだ。グローバルファイルシステムは、複数の物理的なストレージハードウェアコンポーネントにまたがって広がっている。そして、このようなコンポーネント間でポリシーに基づいてデータ移動を行う。グローバルファイルシステムの構成要素になり得るハードウェアの種類にほとんど制限はない。大抵の場合は、フラッシュシステムとHDDシステム間におけるデータ移動をサポートしている。中には、プライベートクラウドやパブリッククラウドのストレージにデータを移動できるものもある。さらには、テープへの移動に対応しているものまで存在する。グローバルファイルシステムは拡張ファイルシステムなので、サポートされるデータはNFS(Network File System)マウントまたはSMB(Server Message Block)マウントに配置できるものに限られている。また、グローバルファイルシステムを構成する全てのストレージハードウェアは、管理のためにNFS共有またはSMB共有を作成できなければならない。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る