「デジタルトランスフォーメーション」で激変、企業とITの関係は?:変わるSIerの提供サービス
「デジタルトランスフォーメーション」の掛け声の下、ITの活用に取り組む企業が増えている。その中で、企業とITパートナーの協力体制はどう変わるのか。識者に聞いた。
先進ITを武器に一気に頭角を現して、既存の市場プレイヤーを脅かす「ディスラプター(破壊者)」と呼ばれる新興企業が次々と登場している。GoogleやAmazon.com、Facebookといったビッグプレイヤーは言うに及ばず、モバイル技術を武器に瞬く間に世界最大のタクシー会社へとのし上がったUberなどは、まさに既存のタクシー業界の秩序とルールを一気に突き崩す「破壊者」の名にふさわしい存在だといえる。
そんな中、これら新たなライバルたちの登場を前に、企業が今後もビジネスを維持・成長させていくためには、これまでの旧態依然としたビジネスモデルを改め、自らもITを積極的に導入してビジネスを大胆に転換させる「デジタルトランスフォーメーション」に取り組む必要があるだろう。そのためには、自社におけるITの取り組みを根本的に見直すことはもちろん、ITパートナーとの関係も大胆に変えていく必要がある可能性がある。
多くの日本企業はこれまで、ITパートナーであるシステムインテグレーター(SIer)と二人三脚で、あるいはSIerに大きく依存する形で自社のIT戦略を推し進めてきた。デジタルトランスフォーメーションをより迅速に実現するためには、ユーザー企業とSIerの関係性も大きく転換する必要が出てくる。企業とIT、そしてSIerとの関係はどう変わるのか。キーパーソンに聞いた。
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