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国内でも高額被害 「ビジネスメール詐欺」(BEC)を食い止めるための対策とは?企業版振り込め詐欺「ビジネスメール詐欺」の脅威と対策【第3回】(2/2 ページ)

国内でも日本航空(JAL)が約3億8000万円の被害を受けた「ビジネスメール詐欺」(BEC)。実害を防ぐために、企業はどのような対策を取ればよいのか。技術面、組織面の両面から探る。

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BECの組織的対策

 前述の通りBECでは、サイバー犯罪者は従業員に気付かれないように業務メールを盗み見て、なりすましメールを従業員に送ります。なりすましメールの件名や本文などの見た目は、通常の業務メールと何ら変わりません。仮に企業が技術的なセキュリティ対策を実践していたとしても、なりすましメールだと検知できない場合が想定できます。

 技術的対策で業務メールの盗み見を防ぎ、なりすましメールを検知することは、BECの被害に遭わないようにするために必要です。その上で、以下の組織的対策を実施することが重要になります。

  • 不正送金を防ぐ社内プロセスの整備
  • 従業員に対する教育

不正送金を防ぐ社内プロセスの整備

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