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直前に迫るWindows 10移行、検討すべき4つの要素は複雑さにめげない(2/2 ページ)

企業PCのWindows 10への移行に当たり、IT部門が検討する要素はたくさんある。本項ではその中でも4つの要素に絞って説明する。

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Windows 10のアプリの互換性とハードウェアの要件

 業務に不可欠なレガシーアプリもあるため、Windows 10でのアプリの互換性が非常に重要になる。

 古いアプリをWindows 10に移行する際に頼りになるのが、「Windowsアセスメント&デプロイメントキット」に含まれる「Application Compatibility Toolkit」だ。IT部門はこのツールキットの「Compatibility Administrator」を利用して、互換性のあるアプリのリストを作成し、新しいOSで実行するために必要ことを確認できる。

 「shim」も用意されている。shimは、Windows 10でアプリを実行させることができるコマンドラインツールだ。Compatibility AdministratorにIT部門が必要とするshimが用意されていない場合は、作成することも可能だ。また、「互換モード」を使用してWindows 10に特定のアプリとの互換性を強制したり、アプリの個別の側面を調整したりすることもできる。

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