特集/連載
Amazon WorkLinkで社内システムに簡単モバイルアクセス、その仕組みは?:MDMが不要に
Amazon WorkLinkでは、ユーザーが手持ちのモバイル端末でファイアウォールの背後のコンテンツにアクセスでき、面倒なVPNやモバイル端末管理の手間を省く助けになる。
AWSがこのほどエンドユーザーコンピューティング市場で打ち出した新しい管理サービスを利用すれば、仮想プライベートネットワーク(VPN)接続やモバイル端末管理(MDM)を使わずに、従業員が自分の私物端末で会社のイントラネットやWebアプリケーションに安全にアクセスできる。
併せて読みたいお薦め記事
モバイルセキュリティ最新動向
- 医療現場はモバイルセキュリティを優先すべき、これだけの理由
- モバイルワーカーの安全は「AI」が守る? 最新モバイルセキュリティ動向
- 企業向けモバイルセキュリティ、最新動向に乗り遅れないための5つのポイント
モバイルデバイス管理再考
セキュリティは万全
Amazon WorkLinkでは、VPN接続や専用ブラウザを必要としない半面、従業員は自分の端末にアプリをダウンロードする必要がある。このアプリによって、端末上のブラウザを使ってファイアウォールの背後のコンテンツに安全にアクセスできるようになるのだ。社内のどのコンテンツがモバイル端末に表示されるかは、IT管理者がコントロールできる。AWSによると、WorkLinkはAWSのコンピューティングおよびネットワークインフラを使ってコンテンツをベクター形式に変換し、完全な機能を備えた図形としてユーザーの端末に送信する。
WorkLinkのアーキテクチャのアプローチでは、ユーザーが自分の端末上で使うデータの操作性が損なわれることはない。ベクター形式に変換されたコンテンツは完全な双方向性を保ち、スクロールや入力、拡大などもできる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.