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主要15社のシンクライアントを徹底比較 Chromebook、Raspberry Piもあり?:業界特化型、ゼロクライアントなどさまざま(2/4 ページ)
本稿では、市場に出回る主要シンクライアントシステムを取り上げ、業界、コスト、データ使用に基づき比較する。どのシステムを購入するかを正しく判断する参考にしてほしい。
Centerm Information
中国を拠点とするCenterm Informationは、日本を除くアジア太平洋地域最大のシンクライアントサプライヤーだ。
同社はゼロクライアントとデスクトップ型シンクライアントを提供する。デスクトップ型では、ARMベースのプロセッサとIntel x86プロセッサのいずれかが実行される。また、シンクライアントがディスプレイに組み込まれるオールインワンデバイスも幾つか製造する。この種のデバイスは小売業界に普及している。
教育分野ではデスクトップ型シンクライアントが普及している。Googleは「Chromebook」でこの分野に進出し始めている。ChromebookはGoogleが開発した「Chrome OS」を実行するモバイルシンクライアントシステムだ。Chromebookが実行するのはWebブラウザのみだ。だが、このWebブラウザが、サーバからアクセスできる多種多様なソフトウェアを実行できる。
HP、Dell、Acer、ASUS、Lenovo、Samsung Electronics(以下、Samsung)などの多数の企業がChrome OSのライセンスを取得している。これら企業の大半が、複数のモデルのシンクライアントを製造する。
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