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医療機関が「RPA」を導入すべき用途とは? 医療事務の専門家に聞く収益サイクル管理やIoTで成果

ロボティックプロセスオートメーション(RPA)は、医療を含めたさまざまな業界で活躍し始めている。本稿は医療分野におけるRPAの用途について、医療事務の専門家が説明する。

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 専門家によると、ロボティックプロセスオートメーション(RPA)は多くの業界で用いられる可能性があるという。RPAのソフトウェアは、他のソフトウェアの処理を実質的に自動化する。機械学習をはじめとする人工知能(AI)機能を搭載するRPAソフトウェアもある。医療機関を含め、主にルール駆動型の反復的なバックオフィス業務にRPAソフトウェアが使用されている。

 米国の非営利医療機構Ascension Health Alliance(Ascension)も、バックオフィス業務のみにRPAソフトウェアを使用している。ただしAscension Ministry Service Center(注1)のエグゼクティブディレクターを務めるA.J・ハンナ氏は、医療分野でのRPAには他の用途もあると考えている。例えば収益サイクル管理やモノのインターネット(IoT)などだ。

※注1 Ascensionに人事サービス、サプライチェーンサービス、財務サービスを提供している組織。

 ハンナ氏に、医療分野におけるRPAの用途や、さらなる活用の可能性について話を聞いた。

――医療分野にとってRPAがどのように重要なのか、そしてRPAが現在よりも大きな役割を果たすようになると考える理由は何でしょうか。医療分野におけるRPAの最も重要な用途についての考えをお聞かせください。

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