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「MDM」から「EMM」、そして「UEM」へ 歴史から学ぶデバイス管理の進化:モバイル管理システムの進化
クラウドサービスやモバイルデバイスの普及、セキュリティリスクの増大などが、デバイス管理システムを進化させてきた。「MDM」製品から「UEM」製品への進化の歴史を振り返る。
従来の「モバイルデバイス管理」(MDM)製品を依然オンプレミスで運用している企業は少なくない。だがそうした企業の間では、より多機能な「統合エンドポイント管理」(UEM)製品に移行する動きがある。UEM製品のクラウド移行が進んでいることが、その背景にある。
さまざまな種類のデバイスを単一コンソールで管理できるUEM製品は、ITリソースを合理化するニーズに合致している。ユーザー企業にとっては、「Android」や「iOS」などのモバイルOSを搭載するスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスに特化した管理製品を用意する必要がなくなる。
UEMの基礎知識と最新動向
- 統合エンドポイント管理(UEM)を「対応OS」「セキュリティ」で比較するコツ
- 「統合エンドポイント管理」(UEM)で利便性とセキュリティを両立させるコツ
- 「統合エンドポイント管理」(UEM)はMDM、EMMと何が違う? 選定ポイントは?
モバイルセキュリティ対策
- スマートフォンならではの危険性に備える モバイル脅威防御(MTD)ツールとは何か
- モバイルセキュリティを危険にする「MDM」「EMM」「UEM」依存
- EMMのセキュリティを高める「モバイル脅威防御」(MTD) 主要製品や機能を紹介
Microsoftなどの従来型PC管理ベンダーが、積極的にUEM製品を販売している。これはCitrix SystemsやVMwareといった企業が、デバイスを問わずにアプリケーションやデータを利用できるようにする「デジタルワークスペース」製品にUEM製品の基本機能を搭載するようになったのと同じだ。
モバイルデバイスは、セキュリティが以前よりも大きな問題になっている。モバイルデバイスで企業アプリケーションを利用する機会が増え、より多くのデータを内蔵するようになっているためだ。
モバイルデバイスが促したデバイス管理製品の進化
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