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「遠隔医療」にコロナ禍で一斉移行した医療機関の“教訓”COVID-19で遠隔医療に切り替えた医療機関【前編】

米医療機関Norman Regional Health SystemはCOVID-19の危機に直面し「計画通りに医療を提供するには遠隔医療の仕組みが不可欠だ」と判断。約200人の医師を遠隔医療体制に移行させた。その裏側で何が起きていたのか。

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 米国オクラホマ州の地域医療グループNorman Regional Health System(以下NRHS)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の衝撃を受けて遠隔医療の計画が加速状態に入ったとき、遠隔医療の仕組みを構築する第一歩を踏み出していた。

 NRHSで遠隔医療コーディネーターを務めるモリー・マックールヘア氏によると、COVID-19のパンデミック(世界的大流行)よりも前のNRHSには、オンライン診療を提供している医師が1人と、オンライン診療の開始準備をしている14人の専門医がいた。その後米国でCOVID-19が勢いを増していた2020年3月17日〜19日の間に、NRHSのグループが提供するプライマリーケア(初期診療)と専門医療の大半は遠隔体制に移行した。

遠隔医療実現で得た“教訓”

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