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「世界的テニスプレイヤー」兼「経営者」の流儀 勝ちをつかむデータの力とは?テニス界のデータ活用【後編】

テニスのグランドスラムで7度優勝のビーナス・ウィリアムズ選手は、自分のファッションブランドを持つ一人の経営者でもある。アナリティクスの愛好家としても知られる彼女は、なぜデータの力を信じるのか。

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データ分析


 アナリティクスは、ビーナス・ウィリアムズ選手がポイントのコントロールを試みる際の判断を助ける。ウィリアムズ選手は2021年のオフシーズンに、サーブ(始球)後の最初のショット(打球)を分析してきたという。「さまざまなデータポイントがあるおかげで、コートですべきことに集中できる」と同選手は語る。

 十分な分析の末に試合に出場し、他のプレイヤーと相対すると「事前にこれから起きることを知っているような気分になる」とウィリアムズ選手は説明する。「そのことでさらに試合を有利に戦えるのは間違いない」

ビーナス・ウィリアムズ選手
写真 Oracleが開催したオンラインイベントでアナリティクスについて語るビーナス・ウィリアムズ選手(左)とOracleシニアバイスプレジデントのアシュレイ・ハート氏(撮影:米TechTarget)

「データの有無が勝敗を分ける」のはなぜなのか

 データという武器は、才能にほとんど差がないトップテニスプレイヤー同士の戦いの場で「大きな違いを生む可能性がある」とウィリアムズ選手は説明する。

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