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コロナ禍で「脱はんこ」をいち早く実現したメルカリが語る、IT活用のポイントIT導入だけでは「負債」が残る

2020年4月に電子契約への移行を発表したメルカリで電子契約システム導入プロジェクトを推進した大坪くるみ氏が考える、中小企業のITシステム導入を成功させるためのポイントとは。

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 コロナ禍で急きょ「Dell New XPS 13」をはじめとするノートPCを導入してテレワーク環境を整備した企業で課題となったのが、テレワークを阻害する業務だ。特に紙、はんこを利用する業務は担当者が出社せざるを得ず、出社日を振り分けるなどして対応に追われた企業が少なくない。

 こうした中、2020年4月の緊急事態宣言下で電子契約への移行を発表し、テレワーク体制をいち早く実現したのがメルカリだ。

 メルカリのコーポレートリーガル部門で電子契約システム導入を推進した弁護士の大坪くるみ氏に、中堅・中小企業のITシステム導入を成功させるヒントを伺った。大坪氏は、大手システムインテグレーター(SIer)の法務部を経て2019年からメルカリの法務部に所属。企業法務全般を担当する傍ら、契約審査フローの改善、リーガルテックの導入に携わる。

※本稿は、2021年2月15日に公開した記事を再掲載したものです。


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