特集/連載
iPhone、iPad管理に「Apple Configurator」を使うのは“賢い選択”ではない理由:「Apple Configurator」の限界と代替策【前編】
「iPhone」「iPad」といったAppleのモバイルデバイスを管理する手段に「Apple Configurator」がある。ただし、あらゆる企業に適しているわけではない。Apple Configuratorの注意点は何か。
金融や医療、製薬、教育、小売りなど、さまざまな業界の企業がスマートフォン「iPhone」やタブレット「iPad」などのApple製モバイルデバイスを活用している。こうした企業のIT担当者にとって、Apple製モバイルデバイスをいかに効率よく管理し、セキュリティを保つかが腕の見せどころだ。
Appleのモバイルデバイスを一括管理するツールの一つとして、同社の「Apple Configurator」がある。ただしApple Configuratorは必ずしも全ての企業に適しているわけではない。
併せて読みたいお薦め記事
モバイルデバイス管理の製品選びのヒント
- iPhoneやMacのMDM機能「User Enrollment」「Device Enrollment」「Automated Device Enrollment」の強化点
- 徹底比較:11社の中で「最も自社に合う」EMM製品ベンダーはどこだ?
Appleを巡る動向について
- Facebookが「Appleのプライバシー保護強化」に異例の批判 双方の言い分は?
- EUはなぜAppleに警告したのか? 「App Store」の“あの慣行”を問題視
- Apple Watchの心臓チェック機能が「臨床的に正確」だと判明 何がすごいのか?
Apple Configuratorが“賢い選択肢”とは言い切れない3つの理由
IT担当者がモバイルデバイスを個別に管理するのは手間がかかり、効率が悪い。数百台のiPhoneやiPadを利用している医療機関や小売店を例に挙げよう。こうした組織にとって、遠隔からデバイスの一括管理ができるツールの採用は避けられない。Apple Configuratorは候補になるものの、幾つかの注意点がある。
1.「Mac」の管理が必要になる
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.