あの“赤ポチ”が使えるChromebook「ThinkPad C13 Yoga Chromebook」の特徴は?:「ビジネス用Chromebook」の使い方・選び方【第7回】
ビジネス用ノート型デバイスとして広く使われてきた「ThinkPad」。Lenovoの「ThinkPad C13 Yoga Chromebook」には、どのような“ThinkPadらしさ”があるのか。主要な特徴を見ていこう。
「Chromebook」は、GoogleのクライアントOS「Chrome OS」を搭載したノート型デバイスだ。業務用クライアントデバイスとしてChromebookを活用したい場合、有力な選択肢となり得る機種は何なのか。こうしたChromebookの中から、今回はLenovoの「ThinkPad C13 Yoga Chromebook」を紹介しよう。
“赤ポチ”だけじゃない 「ThinkPad C13 Yoga Chromebook」の仕事で役立つ特徴は?
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連載:「ビジネス用Chromebook」の使い方・選び方
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ThinkPad C13 Yoga Chromebookは、AMD(Advanced Micro Devices)製プロセッサを搭載したChromebookだ。カスタマイズ可能なセキュリティ機能・機構群「ThinkShield」により、デバイスを保護する。具体的なセキュリティ機能・機構として、標準規格「TPM」(Trusted Platform Module)準拠のセキュリティチップや、意図しない写真・動画撮影を防ぐWebカメラ用プライバシーシャッターを搭載。盗難を防止するKensington製セキュリティワイヤ用のスロットも備える。米軍調達規格「MIL-STD-810G」に準拠しており、移動や厳しい環境での作業に適している。有償オプションとして指紋認証リーダーを提供する。
キーボードにはポインティングデバイスデバイスとして、ThinkPadシリーズ伝統の赤い「TrackPoint」(通称“赤ポチ”)を備える。アルミニウム製の筐体(きょうたい)は1.5キロと比較的軽量で、バッテリーは60分で最大80%充電できる。360度開閉するタッチスクリーンディスプレイを採用し、タブレットとしても、ノートPCとしても使用可能だ。USBポートを4つ搭載し、無線LAN規格「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)に準拠した無線通信ができる。有償オプションとして、メモを取るのに便利な標準規格Universal Stylus Initiative(USI)準拠のスタイラスペンや、キーボードに搭載するアウトカメラを用意する。
項目 | 内容 |
---|---|
プロセッサ | AMD Ryzen 5 3500C |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイサイズ | 13.3型 |
ディスプレイ解像度 | 1920×1080ピクセル |
バッテリー駆動時間 | 12.5時間(公称値) |
価格 | 15万9500円(日本向け公式オンラインストアでの税込み価格) |
次回はSamsung Electronicsの「Galaxy Chromebook 2」を紹介する。
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