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“ブラックボックス化した”EDIシステムをどう変えたか モランボンのDX戦略事例で学ぶEDI刷新

DXという言葉がまだ浸透していない2011年、食品メーカーのモランボンは30年間利用してきたメインフレームのEDIシステムを刷新する業務改革を決意した。EDIシステムの刷新とDX推進の軌跡を、推進したキーパーソンに聞いた。

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 ビジネス環境が大きく変化している現在、多くの企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を重点課題として捉え、業務のデジタル化を進めている。一方で、DXという言葉だけがバズワードのように広がり、デジタル化はしたものの業務改革にまでは至っていないケースも見られる。

 そうした中で、業務改革にとどまらず新たなビジネス価値の創造を目指してDXを推進するのが、焼肉のたれなどで知られる食品メーカーのモランボンだ。同社は、DXという概念がまだ一般的ではなかった10年以上も前からデジタル化による業務プロセス改革に取り組み続け、メインフレームで稼働していたEDI(電子データ交換)システムをオープンシステム化するプロジェクトを2011年に開始し、受注業務プロセスの自動化・効率化を実現した。

 刷新前のEDIシステムは30年近く使い続けていたもので、追加開発を繰り返してきたことによって内部プログラムがブラックボックス化し、システムの運用も属人化していた。受注データの処理に遅延が発生するなど、ビジネスにも影響が出始めていた。こうした課題を抱える中で、モランボンはどのような方法でEDIシステム刷新を進め、受注業務プロセスの改革を成し遂げたのか。同社の経営戦略室長に話を聞いた。


提供:ユーザックシステム株式会社
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