Macユーザーが「VMware Fusion」を使うと“あれ”がMacで動かせる:「VMware Fusion」と「VMware Workstation Pro」の違いを比較【第2回】
「Mac」向けのハイパーバイザー「VMware Fusion」は、Macで「macOS」以外のさまざまなOSを実行できるようにする。そのメリットとは何か。Fusionの機能を説明する。
Appleのクライアントデバイス「Mac」のエンドユーザーは、VMwareのハイパーバイザー「VMware Fusion」(以下、Fusion)を導入すれば、Macの可能性を広げることができる。Fusionの主要なメリットを確認しよう。
Macユーザーが「VMware Fusion」を導入すると“あれ”が使える
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MacユーザーがFusionを導入すれば、MacのOSである「macOS」以外のOSを利用するために、他のノートPCやデスクトップPCを改めて購入する必要がなくなる。例えばmacOSで実行できないが、Microsoftの「Windows」で実行できるゲームソフトウェアをWindowsの仮想マシン(VM)にインストールすれば、Macでプレイできるようになる。VM内部のリソースへのアクセスを他のエンドユーザーに許可することも可能だ。
異なるOSを実行する複数のVM間で、ファイルをコピー&ペーストする機能もFusionは備える。これにより、複数のVM間でファイルの共有が可能になる。
Fusionのスナップショット機能は、特定時点のVMの状態を保存する。あるシステムで、検証していない新しいソフトウェアの導入を検討しなければならないとする。この場合は、そのソフトウェアを導入する前にVMのスナップショットを取得。そのソフトウェアが機能しなかったり、システムに悪影響を及ぼしたりする場合に備えて、取得したスナップショットを保管する。そのソフトウェアによってシステムに問題が生じたら、スナップショット取得時の状態に戻せばよい。こうすることで、VMは新しいソフトウェアをインストールする前の状態に戻る。
Windowsの修正プログラムをインストールしたり、OSやアプリケーションのアップグレードをしたりする前にも、Fusionで取得したVMのスナップショットが役立つ。
第3回はFusionの課題を説明する。
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