Visual Studioってそもそも何? 競合「WebStorm」との違いは?:Visual StudioとWebStorm 2大IDEを比較【第1回】
IDEの代表格である「Visual Studio」は、どのような機能を備え、何に役立つのか。競合IDEである「WebStorm」も含めて、基本的な特徴を簡潔に紹介する。
ソースコードの修正を容易にする機能を備える「統合開発環境」(IDE)。その代表例がMicrosoftの「Visual Studio」とJetBrainsの「WebStorm」だ。本連載は複数の側面からVisual StudioとWebStormを比較する。
Visual Studioとは
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アプリケーション開発・実行環境「.NET Framework」といったMicrosoftの技術にとどまらず、Visual Studioはさまざまな技術を活用したアプリケーション開発に利用できる。Visual Studioでは
- C
- C++
- JavaScript
- XML
- HTML
- CSS
などのコンピュータ言語でのコーディングが可能だ。Visual Studioで開発可能なアプリケーションは、クラウドアプリケーションやモバイルアプリケーションなど幅広い。
特に複数の開発チームが関与するアプリケーションの開発で、Visual Studioは効果を発揮する。Visual Studioには、企業での大規模なアプリケーション開発に役立つ拡張機能が豊富にある。「Python」「Ruby」といったプログラミング言語での開発を可能にする拡張機能も用意する。
WebStormとは
動作の軽快さが特徴のWebStormは、JetBrainsのIDEである「IntelliJ IDEA」をベースにしたIDEだ。開発の簡素化と迅速化のための機能や、小規模なWebアプリケーション開発プロジェクト向けのプラグイン(拡張機能)を備える。
WebStormはJavaScriptベースのWebアプリケーション開発者にとって魅力的な機能を持つ。その他、取り扱い可能なコンピュータ言語やデータ形式、フレームワーク(特定の設計思想に基づくプログラム部品やドキュメント群)には以下がある。
- プログラミング言語「TypeScript」
- マークアップ言語「Markdown」
- データ形式「JSON」「YAML」
- JavaScriptフレームワーク「React」「AngularJS」「Node.js」
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