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“地味の極み”だった「Microsoft Edge」が人気ブラウザになった謎「Microsoft Edge」は魅力的なのか【前編】

MicrosoftはWebブラウザ「Microsoft Edge」の普及を促すために、さまざまな手を打ってきた。Edgeはどう良くなったのか。まずはOSの観点から探る。

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 Microsoftは2015年に同社のOS「Windows 10」とゲーム機「Xbox」向けに、Webブラウザ「Microsoft Edge」(以下、Edge)を発表した。当時、Edgeの存在感は薄かった。だが状況は変わった。

“地味なEdge”は昔話に 変わったきっかけは?

 Microsoftは2020年1月に、Googleが開発を主導するオープンソースソフトウェア(OSS)のWebブラウザ「Chromium」の技術をベースに構築した、Edgeの新バージョンを発表。Edgeを普及させることに取り組んできた。

 新バージョンのEdgeは、Chromiumの技術をレンダリング(描画)エンジンとして使っている。リニューアルを経てEdgeがシェアを伸ばしたのは、Microsoftが2021年4月、月例セキュリティ更新プログラムにEdgeを追加したことがきっかけだ。それ以降、Edgeの利用は世界的に広がった。Edgeが動作する主なOSは以下の通りだ。

  • Windows
    • 「Windows 7」「Windows 8」「Windows 8.1」「Windows 10」「Windows 11」
  • macOS
    • 全バージョン
  • Linuxディストリビューション(配布用パッケージ)
    • 「Ubuntu」「Debian」「Fedora」「openSUSE」など
  • モバイルOS
    • 「iOS」「Android」

 中編は、Edgeを使うメリットを紹介する。

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