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100カ国に進出する飲料メーカーが選んだ「SD-WAN」とは?世界的飲料メーカーが「SD-WAN」を採用した理由【前編】

飲料メーカーのJDEは、拡張性の高いオーダーメードのネットワークを求めていた。世界各国に跨る大規模ネットワーク構築に役立ったのがSD-WANだった。

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 オランダに本社を置く飲料メーカーJacobs Douwe Egberts(JDE)は、世界120拠点以上を結ぶ大規模なネットワークを構築した。

 JDEは、2021年度における売上高が70億ユーロのJDE Peet’sの子会社であり、1753年に創業した老舗企業だ。コーヒーや紅茶の50品目以上のブランドを手掛け、100カ国以上で事業展開している。JDEが今後の事業拡大を見据えて構築したネットワークとは。

“拡張性とオーダーメード”の要件を満たした「SD-WAN」

 JDEは世界各国で展開する事業の拡大を進めていたため、ネットワークのインフラには拡張性を求めていた。それに加えて、ネットワークインフラにはJDEのビジネス要件を満たすオーダーメードの仕様も必要だった。

 そこで同社が活用したのが、フランスの通信事業者Orangeのビジネスサービス部門Orange Businessが提供する、マネージドSD-WAN(ソフトウェア定義WAN)サービス「Flexible SD-WAN」だ。SD-WANはOrange Businessが運用する。

 Orange Businessは欧州、アフリカ、アジア太平洋、中南米などの地域において、マネージドSD-WANを用いたグローバル接続サービスを提供している。世界各国の拠点を接続する必要があったJDEは、そのサービスを採用した。

 通信事業者は物理的なネットワーク回線の提供を事業の主軸にしている。Orange Businessのように通信事業者が物理的なネットワーク回線だけでなく、ネットワークをソフトウェアで制御するSD-WANおよびその運用サービスを提供することで、ユーザー企業はネットワークの構成変更や部品調達などを1つの窓口に集約することができる。通信事業者が世界各国でサービスを提供していれば、複数の地域や国に点在する拠点で、ネットワークの開通や運用設定などを迅速に実施しやすくなる利点もある。


 後編は、JDEがFlexible SD-WANを用いた接続サービスを中心に構築したネットワークを利用することで、どのようなビジネス上のメリットを得たのかを解説する。

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