実はMacも管理できてしまう「Active Directory」(AD)の“意外”な真実:Active Directoryで「Mac」を管理する方法【前編】
「Windows」搭載PCと「Mac」が混在する場合、管理をどう効率化するかが悩みどころだ。実はWindowsでおなじみの「Active Directory」を利用すると、Windows搭載PCもMacも一元管理できるという。どういうことなのか。
企業のクライアントデバイスは、MicrosoftのクライアントOS「Windows」を搭載したPCが主流だが、Appleのクライアントデバイス「Mac」を採用する企業もある。Windows搭載PCとMacの双方をクライアントデバイスとして利用する企業も少なくない。Windows搭載PCとMacが混在する場合、双方を効率的に管理するには、どうすればよいのか。
「WindowsもMacもADでまとめて管理したい」――実は可能
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「Active Directory」(AD)活用法
有力な選択肢となるのが、MicrosoftのID・アクセス管理システム「Active Directory」(AD)を使うことだ。Windows搭載PCの管理でおなじみのADは、実はMacの管理にも利用できる。
MacのOSである「macOS」はADとの連携機能を備えており、ADによるMacの管理が可能だ。Windows搭載PCとMacをまとめて管理できるので、企業にとってADは、Mac管理の手段として魅力的な選択肢になり得る。
ADを使ったMac管理には、主に2つの方法がある。
- MacをADのドメイン(デバイスやエンドユーザーの管理範囲)に登録し、Windows搭載PCと同様にADで管理する
- MacをADのドメインに登録しつつ、管理にはサードパーティーベンダーのツールを使う
Windows搭載PCとの一元管理をせず、Macのみを分けて管理することは可能だ。その場合は、Mac管理に強みを持つクライアント管理ツールを使えばよい。いずれにしてもMacを導入する企業は、セキュリティの観点も含め、Macをどのように管理するかを考える必要がある。
中編は、MacをADのドメインに組み込む方法の詳細を見る。
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