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Lenovoも本気だ 「あの新型モデル」と「新品じゃない端末」で変わるPC市場PC市場に回復の兆し【後編】

PCの需要が低迷する中、ベンダー各社は需要を促進する取り組みに注力している。LenovoなどのPCベンダーが目を向けている、“時代の変化”に合わせたPC製品とは。

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 売れない傾向が顕著になっていたPC市場に関して、調査会社CONTEXT WORLD(以下、CONTEXT)は、「2023年の終わりと共にハードウェア需要は増加に転じる」という予測を立てた。同社が2024年の1、2月に観測した市場の動きは、その予測を裏付けるものだった。PCの販売がこれから上昇基調に転じる可能性がある中で、PCベンダーは「ある新品モデル」と「新品ではない端末」に関する“2つの施策”を取ろうとしている。

Lenovoも本気 PCベンダーが販売強化に乗り出す「2種類のPC」

 PCベンダーは、企業の新しい支出を促そうとAI(人工知能)技術を搭載したPCの発売準備を進めている。それと同時に注力しているのが、リファービッシュ品(整備済み品)の販売体制の強化だ。持続可能性に関する目標の達成を求められている状況の中で、PC業界でも中古製品市場への取り組みが呼び掛けられている。

 すでにPCベンダーがそうした取り組みに着手している事例もある。2024年2月、Lenovoはリファービッシュ品販売サービス「Lenovo Certified Refurbished」を開始した。同社および認定パートナーは、英国、フランス、ドイツ、デンマークで先駆けてリファービッシュ品の販売を始めるという。

 Lenovoのグローバル持続可能性サービス担当エグゼクティブディレクターであるクラウディア・コントレラス氏は、「環境の持続可能性はあらゆる規模、あらゆる分野の企業にとって重要事項だ」と述べる。

 コントレラス氏は、Lenovo Certified Refurbishedを「当社製品のライフサイクルを延ばし、投資利益率(ROI)を向上させ、無駄を削減し、より持続可能な未来をユーザー企業に提供する」サービスだと説明する。「Lenovo Certified Refurbishedは電子廃棄物の削減を促し、PCに新しい命を与え、循環経済に貢献する」(同氏)

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