突然のオファーに要注意 エンジニアを狙う「在宅ワーク詐欺」への対処法:開発者のための「在宅ワーク詐欺対策ガイド」【後編】
テレワーク人気が続く中で、転職希望者を狙う詐欺が増加している。良い条件のオファーを受け取ったとしても、返事をする前に、信頼できる話なのかどうかを確認しよう。
転職を検討する際、エンジニアは「テレワークができること」を条件にする傾向がある。その人気を悪用する「在宅ワーク詐欺」の被害が広がっている。フルリモート(全く出社しない勤務形態)で働ける職場への転職、もしくは副業を検討しているエンジニアは、良い条件のオファーがあっても注意する必要がある。在宅ワーク詐欺を見抜くためのポイントを紹介する。
オファーが突然来たら“これだけ”は確認すべし
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Webサイトの情報が信頼できない
受け取ったオファーに関心がある場合は、すぐ返事をする前に下調べをしよう。
まず、オファーを出している企業のWebサイトやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を確認する。WebサイトやSNS内に、企業情報が詳細に記載されているかどうか、情報が適切に更新されているかどうかを確認する。リンク切れや動作の不備、誤字脱字などが頻出している場合は要注意だ。
求人情報を扱う掲示板で、企業に関する情報を調べよう。詐欺の場合、同じ求人にだまされた人が投稿している可能性がある。
実際にそこで働いている人の話を聞くのも一つの手だ。ただし、その人も詐欺に加担している可能性があるため、完全に信用するのは危険だ。
金銭の支払いを求められる
在宅ワーク詐欺の中には、研修や資格取得のための費用や、オフィス機器や消耗品の購入代金を応募者に要求するものがある。支払いをためらうと、「内定を取り消す」と脅してプレッシャーをかける。
もちろん、これは通常の採用手続きではあり得ないことだ。企業が応募者の労働に対価を支払うのであって、その逆はない。
「在宅ワーク詐欺」を防ぐ有効な手段とは?
在宅ワーク詐欺の対策として、どの会社の求人に応募したのか、どの会社に応募を検討しているのかを記録しておくことが有効だ。企業からオファーが突然届くことがあり、その中には詐欺的なものも含まれる可能性がある。自分で応募した企業からのものであれば問題ないが、そうでない場合は注意が必要だ。
全てのオファーが詐欺というわけではない。企業のヘッドハンターは、優秀な人材を積極的に探している。自分を上手にアピールして、業界の人々とのネットワークを築くことができれば、正当なオファーを受ける回数も増えるだろう。その場合、金銭の支払いを求められることはないはずだ。
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