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「Windows」のISOファイルを入手できる“意外な経路”とは?:WindowsをISOファイルでインストールする【前編】
Microsoftは「Windows 11」「Windows 10」のISOファイルを専用のWebページで配布している。それ以外にも、複数の経路でISOファイルを入手可能だ。どのような入手方法があるのか。
MicrosoftのクライアントOS「Windows」をインストールする方法は複数ある。ISOファイル(ディスクイメージ)を使ったインストールの場合、物理メディアを使わずにクリーンインストールが可能だ。本連載は、IT担当者が知っておくべきISOファイルの仕組みやWindowsのインストール方法を解説する。
WindowsのISOファイルはどこで入手できる?
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Microsoftはフロッピーディスクから始まり、CD-ROMやDVDといったさまざまな物理メディアでWindowsを提供してきた。その後自社WebサイトでのISOファイル提供を開始し、2025年4月次点では「Windows 10」「Windows 11」のISOファイルをダウンロードできるようにしている。
Windows 11のISOファイルは、例えば以下のファイルを含む。
- Install.wim
- Windows 11のイメージファイル。
- Boot.wim
- 機能限定版のOS「Windows PE」(WinPE)のイメージファイル。
- クリーンインストール時にPCを起動したり、修復ツールやリカバリー(回復)ツールを実行したりするために使用する。
専用のダウンロードページ以外に、Windows 10およびWindows 11のISOファイルを入手できる場所を以下に挙げる。
- Microsoftの統合開発環境(IDE)「Visual Studio」のサブスクリプション登録者向けのダウンロードページ
- 有料版アカウントが必要。
- Windows OSのプレビュー版提供プログラム「Windows Insider」のダウンロードページ
- Windows 10とWindows 11のプレビュー版を入手できる。
- アカウントの登録が必要。
- サードパーティーの信頼できるWebサイト
- UUP dump
- WindowsのISOファイルをカスタマイズして作成できるWebサービス。
- Microsoftの正規サーバのみからISOファイルを取得する。
- Microsoftが公式に配布していないビルド番号のISOファイルも入手できる。
- HeiDoc.net
- Microsoftの許可を得て、過去のバージョンのWindowsと、オフィススイート「Microsoft Office」のISOファイルを公開している。
- UUP dump
次回は、ISOファイルを使ってWindowsをインストールする方法を解説する。
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