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レノボがSMB向けx86サーバ5機種を発表、サーバ市場参入へNEWS

レノボ・ジャパンが同社初のサーバ製品「ThinkServer」シリーズ5機種を発表、SMB向けx86サーバ市場へ参入する。管理ツールやサポートサービスの充実などを武器に、シェア獲得を目指す。

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 レノボ・ジャパンは10月29日、同社初となるサーバ製品「ThinkServer」を同日より提供開始すると発表した。2008年1月に発表したワークステーション製品「ThinkCenter」に続き、x86サーバ市場にも参入することでエンタープライズ分野でのビジネス拡大を図る。

画像 ThinkServerの製品ラインアップ《クリックで拡大》

 ThinkServerは、タワー型サーバ3モデルとラック型サーバ2モデルのラインアップからなる。タワー型/ラック型それぞれ、シングルCPUソケットとデュアルCPUソケットのモデルを用意する。シングルCPUソケットモデルはインテルのIntel Core 2 DuoもしくはIntel Xeon 3000シリーズプロセッサを搭載、デュアルCPUソケットモデルはIntel Xeon 5000シリーズプロセッサを搭載する。なお、ハードウェア構成はIBMからの技術ライセンス供与に基づき設計されている。

画像 デュアルCPUソケットを搭載したタワー型モデル「ThinkServer TD100」

 OSはマイクロソフトWindows Server 2003/2008、もしくはノベルSUSE Linux Enterprise 10を標準で搭載する。また、レッドハットのRed Hat Enterprise Linux 5もサポート対象となる。

画像 レノボ・ジャパン マーケティング&広報本部長 執行役員 原田洋次氏

 レノボ・ジャパンでは、従業員数500人以下から1000人程度のSMB(中堅・中小企業)ユーザーを同製品のメインターゲットとしている。多くのベンダーのx86サーバ製品がひしめくセグメントだが、同社 マーケティング&広報本部長 執行役員の原田洋次氏は、同製品が持つ強みについて「情報システム部門を持たない、あるいはIT要員が極めて少ないSMBでも容易に導入・管理できるよう、ツールとサポートサービスが充実している。導入コストも低く抑えられる」と説明する。具体的には、インストール/セットアップ支援ツール「EasyStartup」、ファームウェアやドライバの更新ツール「EasyUpdate」、サーバハードウェアの管理ツール「EasyManage」の3つのソフトウェアツールを提供することにより、SMBユーザーの導入・管理作業を支援する。

 また、SMBユーザー向けの保守サービスとして、基本保証の「ThinkPlus Warranty」、24時間体制の電話サポートも可能な「ThinkPlus Priority Support」、オンサイトのインストールサービスやオンラインのトレーニング受講も可能な「ThinkPlus Productivity」の3種類のサポートパッケージを用意する。2009年3月末出荷分までは、ThinkPlus Priority Supportが90日間無償で提供される。

 同製品は、レノボ・ジャパンのパートナー企業を通じて販売される。将来の販売目標やシェア目標については未公表としながらも、原田氏は「SMB向けx86サーバ市場のトップ3ベンダーの間に割って入りたい」と抱負を語った。

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