IT部門の「最後の1人」になっても業務効率を維持するには:現場のサバイバルテクニック
限られたリソースでIT部門の業務効率を維持し、生き残るためのキャリア管理テクニックを紹介する。
今日の不景気の中で、ITマネジャーは自分がIT部門で“最後に残された人”のように感じているようだ――実際、そういったケースもないわけではない。もしあなたもそのようなITマネジャーの1人だとしたら、責任の重圧で押しつぶされそうになり、孤立無援の状態に置かれたあなたの現在の任務は、IT部門の業務効率を維持することである。IT部門に最後に残された1人(あるいは最後のスタッフ)として何をなすべきかという判断を迫られている人に対して、わたしは通常、長期的なソリューションに目を向けるようアドバイスするが、今日の状況では短期的なソリューションも必要だ。
ITプロフェッショナルが今日の職場で生き残るためのキャリア管理テクニックを幾つか紹介しよう。
時間を浪費しない
わたしがセキュリティ評価を実施して分かったのは、ビジネスリスクを生み出すのは、技術面での脆弱性や運用上の不注意などではなく、勤務中に時間を浪費している人々であるということだ。あなた(あるいはほかのスタッフ)が仕事に無関係の資料を読んだり、LinkedInやFacebook、Twitterなどのサイトで「自分が今やっていること」をほかの人に話したりするのは、貴重な時間を無駄に費やすことにほかならない。
Windowsを中心とするIT部門のシステムをトラブルなしに運用、維持管理するためには、何よりもまず、すべての人から見られているのだという気持ちを持って仕事をすることが大切だ。言い換えれば、1日を通じて常に自分の時間を最も有効に活用するということである。1分1秒、一挙手一投足さえもおろそかにはできないのだ。
今あるもので間に合わせる
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