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携帯端末・スマートフォンのセキュリティを守るベストプラクティス:高機能化で高まるリスクにどう対応するか
スマートフォンは企業に多大なセキュリティリスクをもたらす可能性がある。リスクを最低限に抑えるための携帯端末管理ポリシーとは。
企業は従業員の生産性向上のためスマートフォンへの依存度を増している。しかし残念ながら、基本的なセキュリティと携帯端末管理の欠如により、スマートフォンユーザーはセキュリティ上の大きなリスクにさらされている。しかも、多くの企業は端末の所有や情報流出といった問題について適切なガバナンスを提供していない。本稿では、企業における携帯端末/スマートフォンのセキュリティポリシー策定と強制について、ベストプラクティスを紹介する。
スマートフォンがもたらすセキュリティ問題
スマートフォンは潜在的に、多大なセキュリティリスクを企業にもたらす可能性がある。私物のスマートフォンを使って会社のアプリケーションにアクセスする従業員は増えている。残念ながら、そうした携帯端末の多くはコンシューマー向けの設計になっている。結果として、ITチームが従業員所有端末のサポートを拒むことも多い。そこでユーザーはITを通さずに、米AppleのMobileMeといった外部のサービスを使って自分の携帯端末を管理するようになる。ストレージの大容量化と携帯通信速度の高速化によっても、重要な情報をスマートフォンや携帯端末に保存することが容易になり、情報流出関連のリスクが高まっている。
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