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「VXLAN」入門──VLANを拡張する新標準とその必要性仮想化で限界に達したVLAN

仮想化の発展により、従来のVLANでは識別子が足りなくなる可能性がでてきた。また、VLANでは物理的に離れたデータセンター間での仮想マシンの移動にも対応できない。そこで登場したのが「VXLAN」だ。

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 米Cisco Systemsと米VMwareが9月に提案した「Virtual Extensible VLAN(VXLAN)」標準は、地理的に分散したデータセンター間で仮想マシン(VM)の長距離マイグレーションを行うための論理ネットワーク(拡張VLAN)の構築を可能にする。

 CiscoとVMwareは提案中のVXLAN標準を既に製品に組み込んだが、VXLANのドラフトはIETF(Internet Engineering Task Force)による標準認定を待っている段階だ。同ドラフトの作成には、CiscoとVMwareの他、米Arista Networks、米Broadcom、米Citrix Systems、米Red Hatが協力した。

VXLAN標準はなぜ必要なのか

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