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AppleのiOS標準MDMでできること、できないこと:ユーザーアプリやiCloudコンテンツの管理に課題
米Appleは、iPhoneやiPadの管理を効率化するMDM機能を標準提供する。標準MDM機能は端末設定の一斉適用やリモートロックなどが可能だ。一方で、アプリやコンテンツの管理機能には制限がある。
企業のIT部門は米AppleのiOSに用意されたMDM(モバイルデバイス管理)機能を利用することにより、iOS端末を誰が所有しているかにかかわらず、iPhoneやiPadをリモートで管理することができる。
Appleは企業市場への進出を本格化すべく、一元的な端末管理を可能にするMDM機能をiOSの各バージョンに組み込んできた。さらにiOS 5において、Appleはついに管理機能におけるクライアント端末への依存性を取り払い、IT部門が社内のiPhoneやiPadをより厳格に管理できるようにした。だがiOSの標準MDM(以下、iOS MDM)には、重要な機能が幾つか欠落している。
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