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監視活動「PRISM」を暴露したPowerPoint資料に書かれていたこと:NSAスキャンダルから企業が得られる教訓
IT部門は、自社のプライバシーポリシーや情報セキュリティシステム、取引先企業、サービス品質保証契約などにあらためて目を向ける必要があると専門家は指摘する。
米国家安全保障局(NSA)がさまざまなIT企業から大量のユーザー情報を収集していたことが発覚した。これをきっかけとして多くのIT専門職が、ユーザーポリシーと情報プライバシー戦略について再考を迫られている。
NSAによる監視活動のニュースを巡っては、多くの関係者が情報プライバシー侵害を懸念する一方で、企業のIT部門がモバイルコンピューティング計画や企業のファイアウォール越しにデータをクラウドへと移す計画を変更するまでには至っていない。それでもIT部門は、自社のプライバシーポリシーや情報セキュリティシステム、取引先企業、サービス品質保証契約などにあらためて目を向ける必要があると、米ITコンサルタントMetroStar Systemsのモバイルプラクティスディレクター、マット・ラウダーバック氏は指摘する。
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