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データ活用を阻む社内の「HiPPO(影響力を持つ高給取り)」とうまく付き合う方法勘と経験でデータに基づく決定に横やり

企業がデータの分析結果を重視してデータ駆動型の組織へと進化することを妨げているものは何だろうか。実際には何の関連もないが、水中を好む大型哺乳類と同じ名前というのがヒントだ。

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 米マサチューセッツ工科 大学(MIT)の主任科学研究員を務めるアンドリュー・マカフィー氏は、ブログ「SAS Premier Business Leadership Series」の最近の記事で「組織内で影響力を持つ高給取り」(HiPPO:Highest-Paid Person's Opinions)が不動の巨獣のように立ちはだかり、効果的なデータ駆動型の意思決定を阻んでいると述べている。

 同氏は、データの分析結果を重視している多くの企業でよく見られる例を挙げた。このような企業では、データチームが最適な戦略または行動指針を策定するためにデータ分析を行うことが多い。だが、社長や経営幹部レベルの役員などのHiPPOは、自分たちの本能的な直感や知識など、他の要素を加味してデータを検討する。その結果、データの効果は最小限になり、組織による意思決定の全プロセスがデータ主導ではなくなる。

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