モバイルアプリの社内開発が頓挫、その時、中小企業が動いた:レスポンシブサイトという選択
iPhoneなどのスマートフォン、モバイルデバイスの利用が広がり、一般企業でもモバイルアプリケーションを開発することが増えた。しかし、企業にはモバイル対応のレスポンシブサイトという選択肢もある。
不動産会社の米8z Real Estateは2012年、デスクトップPCから物件リストを検索するユーザー数が伸び悩んでいることを受け、外出中の潜在顧客を取り込みたいと考えた。8z Real Estateには26人の従業員が勤務し、コロラド州とカリフォルニア州北部の不動産仲介人が90人所属している。同社は、物件情報をただ掲載するだけではない、独自の機能を備えたアプリが必要と考えていた。不動産物件を探している人には、地図機能とGPSが必要だ。だが、このモバイルアプリの開発は、構想するよりも実行する方がはるかに難しかった。8z Real Estateは半年間にわたり社内開発を試みたが、結局、サードパーティーの開発者を雇い、不動産物件検索アプリ「HomeSpotter」を完成させた。
その結果はいかに? 8z Real Estateの創業者でCEOのレーン・ホーナンCEOによれば、2013年7月に「iTunes」と「Google Play」でHomeSpotterを公開して以来、5000人以上のユーザーがこのアプリをダウンロードしており、そのうち1000人近くがアクティブユーザーだという。
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モバイルアプリか、レスポンシブサイトか
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