特集/連載
「Baidu IME」「GOM Player」だけじゃない、まだある正規アプリ悪用事件:“Baiduショック”で見直す「アプリ管理」【第4回】
正規のアプリケーションを舞台とした脅威の広がりは、とどまるところを知らない。主に海外を中心に発生した2種の攻撃と、その対処法を解説する。
第3回「更新ファイルだと思ったらマルウェア――『GOM Player事件』の脅威と対策」では、動画再生ソフトウェアである「GOM Player」が、標的型のマルウェアを特定企業に送り込むための「ドロッパー」として利用された例を取り上げました。アプリケーションのアップデートプロセスに潜む脅威と、セキュリティ製品でできる対策を分析しました。
今回は、主に海外で話題になった、正規アプリケーションを舞台とした攻撃の事例を紹介します。今回登場するのは、正規のリモートアクセスツールと、米Googleの正規アプリケーションストアでダウンロードできる音楽プレーヤーを悪用した攻撃です。
連載:“Baiduショック”で見直す「アプリ管理」
- 第1回:“正規アプリ”が情報漏えいの根源に? 「Baidu IME/GOM Player事件」の衝撃
- 第2回:「Baidu IME」「Simeji」の勝手利用と情報流出を防ぐには?
- 第3回:更新ファイルだと思ったらマルウェア――「GOM Player事件」の脅威と対策
- 連載インデックス
ケース1:正規のアプリケーション「TeamViewer」を利用した攻撃
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