特集/連載
電子カルテベンダー諸君、「レイアウトデザインは二の次」を今すぐ改めよ:J-SUMMITS 連載コラム「電気羊はユーザーメードがお好き!?」
電子カルテの処理能力は、技術の進化により確実に向上している。しかし、ことデザインに関しては、一昔前のコンセプトを引きずっているように思える。
医療現場における電子カルテの導入や利用に関するエッセイ集『電子カルテは電気羊に食べられる夢を見るか』(加藤 五十六 著)を題材に、「日本ユーザーメード医療IT研究会」(J-SUMMITS)のメンバーが、現場が抱える課題の解決策をリレー形式で提案する本連載。今回は、電子カルテのレイアウトデザインを取り上げる。
電子カルテに限らず、エンドユーザーがアプリケーションで目にするのは、いわゆるユーザーインタフェース(UI)に限られる。その裏でCPUがどれだけ働いていようが、どれだけ複雑なプログラムが走っていようが関係ない。重要なのは「見やすさ」「操作性」「処理性能(クエリが終了するまでの時間)」だといえる。加藤先生は、エッセイの中で電子カルテのデザインやサインの重要性と難しさについて興味深く書かれている。
連載インデックス
- 序章:医療現場のIT化に尽力した加藤五十六先生
- 第1回:電子カルテ導入成功の秘訣は「ベンダーのキーパーソンを見極める」こと
- 第2回:電子カルテの家系図は「単なるお絵かき」では済まされない
- 第3回:ダチョウ倶楽部の解散が病院経営を改善する!?
- 第4回:一患者一生涯カルテは実現可能? そのシステム要件を整理してみた
- 第5回:ユーザーメイドで何が悪い!? 「インシデントレポート」からの教訓
- 第6回:病院内に存在する「超芸術トマソン」との正しい付き合い方
ユーザーの生産性を大きく左右するレイアウトデザイン
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