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“DevOps”は開発と運用が不仲な現場には向かない文化的な変革をもたらすモバイルDevOps【後編】

多くの企業がモバイルアプリケーションの開発、準備、管理にDevOpsを利用するようになっている。モバイルDevOpsは楽観視されがちだが、幾つかの大きな課題がある。

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モバイルDevOpsを阻むもの

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マルチデバイス対応企業システムの構成例(TechTargetジャパン記事「HTML5? それともネイティブ? スマホ業務アプリの作り方4種を徹底比較」から)《クリックで拡大》

 DevOpsは、企業のIT部門、特にデータセンターにおける既存の価値基準を破壊するトレンドだ。エンタープライズモビリティが普及するにつれて、アプリケーションの開発や管理プロセスの改善にDevOpsを利用する企業が増えている。前編「気まぐれユーザーを満足させるモバイルアプリ開発、肝は“DevOps”」に続き、モバイルDevOpsの現状を整理する。モバイルDevOpsは楽観視されがちだが、幾つかの大きな課題がある。

 1つはビジネス部門からの賛同だ。モバイルDevOpsが解決できる問題には、まだ具現化されていないものもあり、その価値を証明することは容易でない。バックエンドサービスの需要増加は、その一例だ。

 ITオートメーションソフトウェアベンダーの米Puppet Labsでテクニカルマーケティングマネジャーを務めるカール・カウム氏は「DevOpsはツールでない。買うことはできず、借りることもできない。企業自体が受け入れなければならない」と語る。

開発者のスキル不足、企業文化などが課題に

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