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「ハイパーコンバージドストレージ」「SDS」、最新トレンドがIT担当者を惑わす:ストレージシステムは分散型、集中型のどちらが優れているのか
「ハイパーコンバージドストレージ」「ソフトウェア定義ストレージ」(SDS)などの新しい技術は優れている。しかし、ときとしてIT部門を惑わす結果を招いてしまう。
Oracleのハイパーコンバージド製品「Oracle Virtual Compute Appliance」の構成要素。TechTargetジャパン記事「5分で分かる『ハイパーコンバージドシステム」の仕組みと主要製品』より
「ハイパーコンバージドストレージ」と「ソフトウェア定義ストレージ」(Software Defined Storage、SDS)は優れたテクノロジーである。しかし、1つの環境で集中型と分散型の異なる運用をする必要がある。
ある問題の中には、個別のタスクに分解して多数の集団に各タスクを分散することが最善の解決策となるものも存在する。責任を分担して範囲広げることで、より短期間で問題が解決できるようになることを期待している。一方、より高い専門性が必要になる問題もある。そのような問題は、その専門知識を持った1つか2つの人や物に割り当てた方が合理的だ。
どちらも作業を遂行する方法は全く異なるが、ほとんどの企業はどちらのアプローチもごく普通に採用している。例えば、多くの企業は人事や経理、設備などの事務管理業務をひとまとめにしている。これらの部門が行う業務は、対象の部門が違っても本質的には同じなので、労力や出費の重複が回避され、このやり方は機能する。だが、そのような企業でも営業担当者や支援機能については、製品ラインごとに分けていることがほとんどだ。ガジェットの販売にはウィジェットの販売とは全く異なる知識と戦略が必要になることがある。そのため、このやり方も効果的だ。
このように、企業は一般的に集中型の業務と分散型の業務の両方に問題なく対応できる。ただし、IT部門は例外だ。
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