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地域包括ケアシステムにおけるIT選定6つのポイント:【連載コラム】医療ITの現場から(1/2 ページ)
地域包括ケアにおいて中心的な役割を担うITシステムである「地域連携システム」や「多職種間連携システム」。製品ごとの違いが分かりにくく選定が難しいこともある。選定ポイントを紹介する。
診療/介護報酬改定に現れた明確な意図
2014年度診療報酬改定では、重点課題の中に以下の3項目が提示されました。
- 医療機関の機能分化・強化と連携
- 在宅医療の実質的充実
- 維持期リハビリの介護への移行
また、翌2015年度の介護報酬改定の基本視点には、以下の3テーマが盛り込まれました。
- 中重症度の要介護者や認知症高齢者への対応の強化
- 活動と参加に焦点を当てたリハビリテーションの推進
- みとり期における対応の充実
この連続した2つの改定は、高齢者が人生の最期まで、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けるための「地域包括ケアシステムの推進」という明確な目的に基づいたものであり、医療と介護の「連携」という考え方を強く打ち出しています。
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