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「Windows 10」が好調なせいで“Microsoft DaaS”の登場が遅れた?:2015年の“外れ予想”を振り返る(1/2 ページ)
2015年には、DaaSに大きなニュースがあるはずだと予測した筆者。そのニュースの正体である、「“Microsoft DaaS”の登場」という予想は外れた。その原因は何だったのか。
新年の予測を立てるとき、昨年の予測について的中したものだけを振り返りたい気持ちはよく分かる。だが誰にでも空振りはある。
例えば筆者は、ネットワーク経由のサービスとして端末のデスクトップを提供する「Desktop as a Service」(DaaS)と「アプリケーションリファクタリング」(注1)に関して、大きなニュースがあるはずだと考えていた。だが主要なデスクトップ仮想化ベンダーは別の方向に注意を向けており、どちらのテクノロジーも予想より動きが少なかった。
注1 リファクタリングは一般的に、アプリケーションの入出力といった外部仕様を変えずに、ソースコードの構造を改善する手法のこと。本稿では、従来のアプリケーションをモバイル端末で操作しやすくするために、ユーザーインタフェース(UI)の一部を調整する技術を指して「アプリケーションリファクタリング」と呼ぶ。
加えて、Hewlett Packard Enterprise(HPE)の高密度サーバ「HPE Moonshot System」について、2015年に販売数が急増すると予測した。だがMoonshotが脚光を浴びることは基本的になかった。
DaaSとアプリケーションリファクタリングに大きなニュースがあるという予測は、2016年に持ち越すつもりだ。だが、なぜ2015年は予測が外れてしまったのか。その理由を考える。
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