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人力調整はもう無理、スマホユーザーが満足する無線LAN管理とは?:無線接続500億台時代に備える
2020年には530億台のデバイスがインターネットに接続する時代が来る。その多くは無線でデータ通信を行う。新しいモバイルデバイスやIoT機器が急増するとIT管理者が取り組むべき課題も増えてくる。
Samsung Electronicsの最新スマートフォン「Galaxy S7 edge」では、自社開発セキュリティアプリ「Samsung KNOX」を導入した他、最新の無線LAN規格「IEEE802.11ac」を利用できる《クリックで拡大》
モバイルデバイスやウェアラブル機器、そしてIoT(モノのインターネット)対応機器の増加は、無線LANの接続確率とデータ転送効率に大きく影響すると考える関係者は多い。
しかし、Farpoint Group社長でワイヤレス技術アナリストのクレイグ・マサイアス氏は、それほど大きな変化はないという。無線LANが安定して接続できてデータ転送が速いことが最重要課題であることはこれまでもこれからも変わらない。IT管理者のすべきことは必要な場所に必要なパフォーマンスを提供することで、それはデバイスの問題ではなくネットワーク管理の問題に当たる。
モバイルデバイスと無線LANの関係には、安定して接続できて効率よくデータ転送をできることに加えて、接続可能範囲と同時接続ができる機器の数の確保、さらに、セキュリティのことにも留意しなければならない。無線LANの管理で今後注意すべき項目とその対策について、マサイアス氏が効果的なTipsを紹介する。
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