特集/連載
“安物”無線キーボードの打鍵内容が傍受される脆弱性「KeySniffer」とは:対策はBluetoothキーボードへの買い替え
「KeySniffer」という、入力内容が暗号化されていないワイヤレスキーボードの脆弱(ぜいじゃく)性は、ユーザーのキーストロークが傍受されたり挿入攻撃にさらされたりする恐れがある。
入力内容が暗号化されない安価なワイヤレスキーボードには、「KeySniffer」という新たな脆弱(ぜいじゃく)性が存在している可能性があり、攻撃者にキーストロークを傍受されたり、キーストローク挿入攻撃を仕掛けられたりする恐れがあるという。サイバーセキュリティ企業のBastille Networksが明らかにした。
同社によると、ワイヤレスキーボード12製品をテストした結果、8製品は転送内容が暗号化されず、他人に傍受される可能性があることが分かった。調査対象としたキーボードは独自のプロトコルを使って2.4Ghz帯で通信している。これはBastilleが先に「MouseJack」と名付けた脆弱性を報告していたマウスおよびキーボードと同様だった。Bluetoothデバイスにはこの脆弱性は存在しない。
併せて読みたいお勧め記事
スマートフォンのタッチ操作を盗み見る「キーロガー」対策
無線LANのセキュリティ対策
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.